6月に宅配クリーニングの大口取引先の事実上の倒産で売掛金が回収できなくなった旨の記事を書きました。
いい話ではないのと、早く忘れたいというのもあり、この件についてはその後あえて触れずにきましたが、一応の決着のメドがつきそうな見通しなので、経過をご報告しておきます。
まず、「事実上の」倒産と書きましたように、このお取引先は実際に倒産=破産したわけではありません。それでも、支払いは法的にストップされて代金の回収はできない状態でしたので、その時点では債権者側からすると同じことです。
しかし、その後、この会社は代理人弁護士の管理のもと、なんとか会社再生の道をと模索していたようで、民事再生法の手続きを進め、その再生計画案が裁判所に認可されたの連絡がありました。
倒産=破産と民事再生の違いなど詳しいことは省きますが、民事再生の場合は会社自体が存続するため、破産ならほとんど戻ってこない未払い債権が、一部もしくは金額によっては全部支払われることになります。
まだ超えなければならないハードルもあるようで最終決定ではありませんし、支払われるとしてもすぐにというわけにはいかないようですが、かなり希望が見えてきました。
これを教訓に今後も売掛金の管理・回収には細心の注意を図っていこうと思います。