企業や商店の売上の良し悪しを判断する材料として、よく対前年同月比という見方をします。
昨年の同じ頃と比べて売上が上がっているのか下がっているのか、もしくは横這いなのか。また上がっている下がっているとすればどれくらいなのかということで現状認識の参考とします。
ただ、同じ月でも状況が違う場合、単純に比較してもあまり意味がありません。
今日はフランシーヌではありませんが3月30日です。明日は平日ですからあと1営業日ありますのでまだ今年の結果はわかりませんが、昨年の3月というのは新型コロナウイルスの感染拡大は起きていましたが、まだ緊急事態宣言前ではありましたので、売上に関してはそれほど大きな影響はありませんでした。
その前年(2019年)=平時の3月に対して、昨年の3月は当社売上ベースでは約20%のダウンでした。
コロナの影響も多少はあったかもしれませんが、同月比20%ダウンというのはそんなに珍しいことでもありません。大口顧客の喪失が2,3件重なったりすれば通常でもあることです。
また、クリーニングの場合は陽気の関係で次月に需要がずれ込んだりしますので、単月だけであればそれほど問題ではありません。
では、昨年(2020年)と対比して今年がどうかということですが、昨年3月は感染は広がっていましたが、コロナが業績に及ぼす影響はまだ大きくはありません(4月以降に直撃)でしたが、今年の3月は緊急事態宣言下にありました。
状況的には今年のほうが不利なのですが、業績(売上)で見ると1営業日残して前年同月比で約10%のダウンです。明日売上ゼロということはあり得ないので、通常どおりなら5%ダウンくらい、大口受注でもあれば昨年同様、奇跡が起きて前年UPというところです。
昨年は一昨年より20%ダウンなのでそれと同じではたいしたことありませんが、これはコロナ禍での比較をしないとあまり意味がないので、この3月の売上がどうなるかというのがひとつの指標になります。
昨年4月以降は経済活動が停止していましたから、今年も世の中が停止しない限り前年比で業績が上がって当たり前です。
繰り返しますが、あと1日しかありませんが(いや、あと1日あるのでかな)この3月の売上が大事になります。奇跡を信じて明日に備えます!