提携工場移転

当社はクリーニングを宅配するサービスを展開していますが、クリーニング屋さん(洗濯業者)ではありません。

 

 

クリーニングを扱っているので、広い意味ではクリーニング屋さんということになりますが、自社で工場設備を保有して洗濯業務を行っているわけではないので、クリーニング取次業という形態になります。

 

 

では、クリーニング(洗濯)はどうしているのかということになりますが、それこそ専門のクリーニング業者(自社設備を保有するクリーニング工場)と業務委託契約をしています。

 

 

クリーニング業者(工場)側から見れば「取次店」という括りになりますし、こちら側からは提携先というか、言葉としてはあまり良くありませんが、下請け業者ということになるかと思います。

 

 

別の言い方をすれば、これが商品ならクリーニング業者(工場)がメーカーや卸しで、当社は販売代理店ということもできるかもしれません。

 

 

前置きが長くなりましたが、いずれにしましても、クリーニング工場とは業務委託契約をしておりますが、資本関係のない別会社となっております。

 

 

現在、ドライ工場とランドリー工場の2軒とお取引をしているのですが、その内のランドリー工場が来週移転することになりました。

 

 

本来は今年の3月末の移転予定でしたが、クリーニング工場の場合、空いている物件があればすぐお引越しというわけにもいかないので、物件の広さや設備設置や配管工事、また従業員さんの勤務の問題もあり、ここまで延びてしまったようです。

 

 

工場移転に関しては、もちろんコロナの影響もありますが、それで移転というわけではなく、もともと老朽化のため現在地の建物自体を建て替えというか取り壊すため、コロナがなくても立ち退きの必要があったそうです。むしろ、コロナで移転(立ち退き)が先延ばしになったような状況でした。

 

 

ただ、正直申しますと、どこもそうでしょうが、クリーニング業界もコロナの影響で厳しい状況が続いているので、移転にあたり規模はかなり縮小されるとのことでした。

 

 

コロナがなければ、移転は免れないものの、同規模の別の場所へ移る当初の計画でしたが、コロナにより現状より狭いところへの移動を余儀なくさせられたというところでしょうか。

 

 

それでも、これを機に閉店や廃業という選択肢もあったかと思うので、縮小して移転先で業務継続というのは当社としてもわたし個人としてもたいへん助かります。

 

 

この工場とは、当社が創業して間もない平成9年からの長いお付き合いで、ある意味一体となり苦楽を共にしてきた大事なお取引先です。

 

 

最初に書きましたように、当社の場合はクリーニング工場がないと業務ができませんし、代わりを見つけると言っても、どこでもいいというわけにはいきませんからそう簡単なことではありません。

 

 

うちにできることは、発注量を増やすこと=クリーニングをたくさん集めること、それが提携工場のためでもあり、延いては当社のためになるわけです。

 

 

コロナが終息して、仕事量が戻ってきて、今度は「もっと広いところへ移らないとこなせないな」となることを期待して協力体制で頑張っていきたいと思います。

 

 

最後になりましたが、移転に伴う設備機械の移設などで、その期間はクリーニング作業はできないので、下記日程で臨時休業させていただきます。

 

 

ランドリー工場休業:令和3年6月4日(金)~7日(月)

 

 

これは工場の休止なので、当社は通常どおり営業しております。ただし、当該期間はお預かりしてもクリーニングが出来上がらない場合がありますので、お客様へは個別にご案内させていただきます。

 

 

ご不便をお掛けしますが、何卒よろしくお願いします。